校友会について
平成29年1月28日の臨時代議員会において、校友会第10代会長として3期目の再任を受けました寺内俊太郎です。引き続き拝命されたことに、職責の重さから一層身の引き締まる思いであります。
任期4年間の職責を校友各位とともに、母校を支える「活力ある校友会」として活動することを誓い、これからの4年間の校友会活動をさらに発展・充実させるべく、全校友各位のご指導とご協力をお願い申し上げます。
近年の少子化にともなう大学全入時代となり、4年制大学の4割以上が定員割れという厳しい現実の中、各大学は熾烈な競争を勝ち抜くために、懸命の努力をしております。
関西大学は、この厳しい時代をむしろ「21世紀型総合学園」へと成熟・飛翔していく好機ととらえ、「創立130周年事業」の成功を礎として、さらに「KANDAI VISION 150」の達成にむけて、教育・研究・社会貢献、ならびに財政の安定をはじめとしたあらゆる分野において、大学の改革・充実に取り組んでおられます。
このような時期にあって、大学発展の一翼を担う校友会も、活力ある若い力を糾合して、また英知を結集し、できうる限りの努力をしていく決意が必要と考えます。
グローバル化が一層進み、社会が急速に進展するなかで、企業経営にも似たスピーディーで、かつ未来を見据えて、柔軟に意思決定できるガバナンスが求められています。われわれも大学人の意識をもって母校の変革を注視し、その問題を共有し、時代の変化を先取りした校友会のあり方を考え、変革を厭わず、「総力を結集」していきます。
世界で、そして全国で活躍する45万人校友が母校愛の絆を深め、組織的な取り組みをもって、校友会活動の基盤強化と充実・発展に、全校友とともに「熟慮断行」していきましょう。常議員の校友会・本部サポートの強化、代議員の地域支部活動意識の向上、海外支部の設立支援・充実、および母校への貢献策の検討と実施が特に求められています。
平成28年の「130周年記念事業」の成功を礎にして、これからさらに飛躍する母校は、次の150周年に向けて始動しはじめました。そのゴールは「KANDAI VISION 150」に母校の具体的な方針が示され、グローバル化社会にむけた母校の発展をさらに期待させるものです。これからも、みなさまの母校愛をさらに熱く、母校ならびに校友会への温かいご支援を、力強くお願いいたします。