社会学部高木修ゼミのOB会である千修会の第三十回記念大会が、八月二十六日に千里山キャンパス・百周年記念会館内の紫紺で開催され、卒業生や現役学生ら約九十人が参集した。
三十年という長きに亘り約六百人の卒業生を社会に送り出してきた高木教授による開会のご挨拶では、これまでの歩みを振り返るとともに、三十周年を迎えた喜びと感謝の意が述べられ、出席者らは自らの学生時代を思い出しながら聞き入っていた。
本学大学院OBの小榑雅章さんの乾杯の音頭で始まった会では、大学院OBの太田仁さん、二期生の青山美千代さん、三期生の高橋淳さん、七期生の菊野徳一さん、十一期生の林学さん、十五期生の平山直子さん、十九期生の二之宮正人さんらが在学時のユニークなエピソードを交えながら三十周年の祝辞を述べた。
ここで、内密に準備していたご子息家族からのビデオレターが披露され、高木教授もびっくり。かわいいお孫さん達のメッセージに、会場から「かわいい」「先生にそっくり」の声が挙がり、高木教授ご夫妻も目頭が熱くなったご様子だった。
たくさんの景品が用意されたアトラクションタイムでは、高木教授がクジで選出した二人がフワフワした三十個のコーンを箸でつまみ上げる" つかみはOKゲーム.には会場はやんやの大喝采。また、" お絵かき対決.では、高木教授ご夫妻がゲームに借り出される一幕があり、お互いの似顔絵を描く夫婦対決は路子夫人に軍配が上がり、大盛り上がりであった。
会の恒例でもある路子夫人のスピーチでは、この三十年間のご家族の変遷を穏やかにお話になるとともに、ご家庭でも教育・研究に対する熱意溢れる高木教授のご様子が披露された。かつてのゼミ生たちの中には夫人の手料理の大ファンがいるように、ゼミ生の生活面や精神面を支えてくださった路子夫人に大きな拍手が送られた。
社会学部高木修ゼミ・千修会第30回記念大会
最後に、高木教授ご夫妻に花束と記念品として出席者全員の「四十周年に向けて」のメッセージが録画されたDVDが贈られた。例年以上に賑やかで楽しく、思い出に残るひとときとなった今年の千修会だった。来年も、より多くの方々と千修会で再会できることを楽しみにしております。 (太田仁)