十七会
卒業 65 周年記念総会開く 懇親会は今後も継続開催
十七会(稲垣一男代表幹事)の歴史は永く、今や希少価値さえある存在になった。今年の総会を開いた「九月二十日」は、丁度、六十五年目の卒業日にあたる。
十七会 卒業65周年記念総会
そこで、節目の総会となったこの日、千里山キャンパス内の会場「チルコロ」には、来賓として、一軸浩幸校友会長・成岡昭二局長代行・藤本道人前局次長の諸氏をお迎えし、遠く、藤枝市から南政雄君、更に遠く鹿児島市から井料嘉三郎君が馳せ参じてくれる、という近頃にない盛会となった。
開会に先立ち、戦没を含め多くの亡き学友の冥福を祈り、黙祷を捧げる。学歌斉唱は、成岡局長代行の指揮で高らかに唱和した。一軸会長からは、懇篤な賛辞と励ましのお言葉を戴いた。藤本氏の挨拶は、所縁の深い十七会への懐旧の情の尽きぬものとなった。
議事に移り、これ以上の開催は無理と判断して、以後「総会」は行わないことに決した。だが、「十七会」は母校への桟であって、母校への愛着がある限り終止符は打てない、ということで成り行きに委ねることになった。
次に、交歓の宴は、南君と井料君の両君が乾杯の音頭をとり、両君の所信披瀝で始まった。今、「強い関大」がモットーになっているが、我々の時代は、「強すぎて困った」と、体育系の元監督・天野正君が口火を切れば、「法曹界でも先陣を固めていた」と、南弁護士の応酬が続く......。お口は、未だ未だ健在である。まこと、あの時代は「関大の書生さん」が羽ばたいていたのは間違いない。
さて、愈々閉会の辞は、伊藤六祐君が佛流哲学なる一家言をもっての熱弁となった。さらに、応援歌♪「紅千里」を荒木達雄君・谷口嘉郎君の両君のリードで元気に高唱した。最後は、面倒見の良い、成岡局長代行に再度登場を願い「元気十七会」・「強い関大」を祈念しての力強い「一本締め」の手締めが纏めとなり、恙無く十七会総会は、感謝の裡に「幕」となった。
(稲垣一男)