吹田支部
残暑に負けず百一人参加 校友の鎌苅教授が講演
吹田支部(八澤良彦支部長)総会は九月二十二日、吹田市文化会館「メイシアター」で開催された。この日の出席者は百一人、真夏並の残暑に負けない熱気だった。
第一部総会は学歌斉唱の後、物故者に黙祷を捧げ、八澤支部長は異常な暑さの中多数の参加に謝意を表明した。小上廣之、四宮とも子両常任幹事の手際よい司会で段取りよく進行。来賓祝辞で寺内俊太郎校友会副会長は、今年の関西大学入試志願者が十万人を超えたことを誇り、母校の発展を願うと述べ、上原洋允法人専務理事は関西大学の質向上を図り、名実ともに一流大学を目指すべきだと強調した。
議事に移り、会則を一部改正し、大倉幾三郎、渡邊善孝の両氏を新副支部長に選任など全上程議案を満場一致で承認した。有澤潤副支部長がスムーズな運営に謝辞を述べ第一部を滞りなく終えた。
第二部は校友の鎌苅宏司大阪学院大教授が「吹田のまちづくり」をテーマに講演。吹田市には関大、阪大など四つの大学があり全国的に学生が多い街であり、このことは将来、吹田を変えていく可能性が高いと述べた。同時に吹田しかできない独自の街造り―例えば操車場跡地の有効活用など―を進めるべきだと力説、参加者は具体例を挙げながら分りやすく述べた話だけに熱心に聞き入っていた。
吹田支部総会
待望の第三部懇親会は、近江巳記夫元科学技術庁長官の発声で力強く乾杯。各テーブルでは近況や昔話に花が咲いた。盛り上ったところで新卒校友の小川真史、温井崇友両氏の紹介があり、両氏は吹田支部の一員となったことに誇りを感じる旨の抱負を元気いっぱい語った。
福引に入り、定番・寺辻健治副支部長がおなじみ当選番号にプロ野球選手の背番号などを結びつけた名司会、小気味よい寺辻節はすっかり吹田支部総会を景気づける名物になった。小西節子婦人部長の魅力あふれる総合司会がまた会場の雰囲気をよりいっそう華やいだものにした。
楽しい宴の終わりは大上良樹常任幹事の指揮の下、高らかに逍遙歌を合唱し、来年も元気な再開を誓い会場を後にした。
(畑中公太郎)