活発な支部活動

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一高同窓会
七艘に分乗して水郷めぐり 「叶匠寿庵」寿長生の郷も見学

 一高同窓会(田中義昭会長)では、二年に一度の行事として事業見学会を開催している。今年は十月二十八日に、近江八幡水郷めぐりと叶匠寿庵の寿長生(すない)の郷見学を開催した。当日は、参加者並びに関係者の日ごろの行いを反映してか、見事に晴れ渡り、十月の末ながらとても暖かな一日だった。
 九時過ぎに大阪を出発。車中では参加者三十四人の自己紹介のあと、郵便局長である一高同窓会参与の田中正喜氏より十月一日にスタートした郵政民営化について、お手製のレジメを基にミニ講座。新生した郵便局のスローガン、基本理念に始まり、手数料の変更に至るまで詳しく解説していただいた。

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一高同窓会事業見学会

 近江八幡に到着後、七艘の和船に弁当持参で分乗し、昼食を頂きながら日本一の水郷を満喫。黄金色の葦の間を船頭さんが巧みに魯と竿を使い分け「日本で一番遅い乗物」を操る。途中、船頭さんからは葦の水質浄化作用や残されている生態系の話があり、この水郷を守ることと地球温暖化防止との関係を改めて認識した。
 陸に上がってからは近江八幡市内を散策。皆は途中で特産の麩、たねやの和菓子や洋菓子を買い求めるのを見て、さすが近江商人発祥の地と感心した。
 その後バスで大津に移動、和菓子で有名な叶匠寿庵の寿長生(すない)の郷へ。「すない」とは井戸のつるべを引き上げる縄を意味する古代の言葉で、ここを訪れて活力を汲み上げてほしい、という思いでつけられたそうだ。
 清閑居という、自然をそのまま取り込んだ庭が見えるお茶室で、色づき始めた木々を眺めながらお抹茶とお菓子で一服。六万三千坪の庭園をゆっくり見られなかったのは残念だったが、改めて時間をとって訪問することにする。
 一行は水郷や広大な庭の自然に触れ、来年度の一高同窓会六十周年に向けて活力をしっかりと汲み上げて帰路についた。    (総務 長しづお)

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