関大大阪倶楽部
新理事長に畑下辰典氏選出 神戸華鳥園と神戸港を巡る
関大大阪倶楽部(荒井廣理事長=三月四日逝去)二十年度春の総会は、六月二十九日に神戸華鳥園と神戸港めぐり、沢の鶴資料館を訪ねるコースで開催され、三十六人が参加、小雨にけむる港町風情を楽しんだ。
午前九時半、神戸空港対岸の神戸華鳥園に到着。広大な温室の地上・頭上に咲き乱れるベゴニアなどの花々をゆっくり観賞。園内に放し飼いされたペンギン、水鳥などの愛らしい姿を見てひとときを楽しんだ。その後、中突堤から神戸港巡りの遊覧船に乗船、神戸の町並みや巨大な造船所、港の施設などを見学した。
須磨寺近くの寿楼別館・臨水亭で総会を開催。理事長逝去に伴う後任人事について審議し、新理事長に相談役の畑下辰典氏を全会一致で選出した(任期は残任期間)。畑下新理事長のもと、十九年度事業報告・収支決算報告を承認。続いて春の叙勲で瑞宝小綬章を受章された宮崎一也理事に記念品を贈呈し、全員で祝意を表したあと、ゆっくりと同亭自慢の料理を賞味した。
午後は、震災で全壊したが、平成十一年に最新の免震システムを施して再建された沢の鶴資料館を訪れ、多くの酒造り道具の展示を見ながら伝統の酒造りの工程を見学し、初夏の一日を堪能した。 (N)