関西大学会計人会
山田拓幸副会長が講義 第7回認定研修会開く
関西大学会計人会(中村良介会長)の第七回認定研修会が、大阪市中央区の釣鐘倶楽部において開催された。
講師には、校友会組織部長で会計人会研修担当副会長の公認会計士・税理士の山田拓幸先生にお願いした。参加者は二十九人を数えた。
池田基一郎幹事長の司会のもとで、中村会長の挨拶があり、研修会へと続いた。
今回の研修は、実務的なノウハウの研修とは一線を画したものにしようとの会計人会の研修方針に基づき、裁決事例を題材に裁判所から見た税法解釈、裁判官から見た専門家としての税理士の業務について講演が行われた。山田副会長のご意見を交えながらの講義は、アカデミックな面と実務家ならではの意見(私見)も交え、非常に中身の濃い研修会だった。
具体的には、三題の判決事例を用意され、(1)役員退職金とその相当性、(2)役員退職金の損金算入時期、(3)売上・減価償却費の未計上と損害額の算定、という内容で話を進められた。
最後に、高岡稔研修担当副幹事長から、閉会の挨拶があり二時間の研修会は終了した。 (副幹事長 高岡 稔)