活発な支部活動

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二九千里会
吹奏楽や和太鼓に万雷の拍手 自衛隊音楽まつりに参加

 2月14日、阪急西宮北口にある兵庫県立芸術文化センターで、20年度の陸上自衛隊中部方面隊音楽まつりが開催され、会員の本間弘一氏の紹介で23人が特別招待者として参加した。
 午後3時、オープニングのファンファーレと国歌吹奏で開幕した。出演は愛知から西日本全域に亘る6音楽隊である。
 音楽まつりの構成は3幕から成り、第1幕は「颯爽・躍動」と題して、交響詩「あぁらっぱ」のらっぱ隊ドリル、行進曲「大空」や「崖の上のポニョ」などが音楽隊ドリルによって演奏された。
 第2幕は「溌刺・気迫」。まず第3音楽隊と関西外国語大学チアリーダー部パイレーツの共演で、「銀河鉄道999」ほか最近のヒット曲を中心に、若く溌刺とした二十人余りのチアガール達が、音楽隊の演奏に合わせて息の合った見事な演技を披露してくれた。続いては勇壮な和太鼓演奏で、福知山酒呑太鼓から、山口維新太鼓まで7地区の駐屯地から腕自慢の隊員たちが出演し競演した。
 第3幕は全音楽隊合同の演奏。「颯爽・勇猛」と題して「防人の詩」をトランペットソロとコーラス、「梁塵秘抄」を吹奏楽と和太鼓の共演で演奏、聴衆に感動を与えたと思う。
 フィナーレでは、出演者全員で「中部方面隊歌」が演奏され、当日のプログラムが一応終了したが、万雷の拍手がしばらくは鳴り止まず、アンコール曲として、1950年代に「水色のワルツ」をヒットさせた作曲家高木東六氏が、1942年に日本映画「空の神兵」の主題歌として作曲した「空の新兵」が、当時の空挺隊の活動を思い起こすような美しく軽快なリズムにのって演奏された。われわれ昭和一桁の人間には、忘れ難いヒット曲であった。(天井一夫)

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