活発な支部活動

活発な支部活動

第一高等学校同窓会
学芸課長の明尾氏が講演 画家菅楯彦について

 6月18日、関西大学心斎橋オフィスにおいて、21年度委員総会が開催された。51人の委員の方がたのご出席をいただき、田中会長の挨拶、豊島校長先生に最近の関大一高の様子や各方面で活躍されている卒業生の人の話題など交えてご挨拶いただいた。
 その後、田中会長が議長となり議事を進行した。事業報告と事業予定を長総務より行い、会計報告を相良会計が行い、藤堂会計監査より監査報告が行われた。予算案もご承認いただいた。そして、本日の委員総会出席の第61期の新役員2人が紹介され拍手でもって同窓会メンバーの一員になったことを歓迎した。
 続いて第2部のミニ文化講演会では、「菅楯彦と大坂画壇」と題して芦屋市立美術博物館学芸課長・明尾圭造先生をお招きして行われた。菅楯彦は、昨年9月「出張!なんでも鑑定団in関西大学」において、出展され高値のついた「職業婦人繪巻」を描かれた画家である。
 明尾先生は、講演会の冒頭部分で「堅い話がよろしいですか、やわらかめな話がよろしいですか」と参加者に尋ねられ、即答で「やわらかめの話で」と返答があった。約束通りお話は大変楽しく、菅楯彦の生い立ちや生活ぶり、その中でも結婚相手の富田屋八千代との出会いから結婚生活の話は興味深く聴き入った。
 また、菅は、何万枚では効かないほどの枚数の絵を描いたそうで、多く描き過ぎると値うちが下がる、と冗談交じりに話されましたが、「もし大阪で菅楯彦さんの描いた本物の絵が10万円ほどで売っていれば買う価値があるのではないでしょうか」と言われ結びの言葉とされた。
 講演を聴かれた会員は、さぞ菅楯彦という画家が身近な存在として親しみを覚えたのではないだろうか。明尾先生、楽しいお話をありがとうございました。(36期 陰地陽介)

090618daiichi.jpg

ページトップに戻る

ページトップに戻る