天六同友会
夏季研修会で熊野古道へ 和気あいあいの1泊2日
天六同友会(石井國男会長)では、竜神温泉&熊野古道―世界遺産を訪ねる夏季研修会を7月18~19日の1泊2日で開催。家族を含めて18人が参加。
初日、早朝まずまずの天候に恵まれてバスは大阪を出発、一路高野山に向かった。弘法大師の御廟がある奥の院まで約2キロの参道を歩く。樹齢数百年の杉木立は昼なお暗い感じを与えるが同時に永い歴史の重みが漂う。
竜神温泉の宿泊旅館は、案内によれば紀州藩主徳川頼宜公の命により藩意を以って建築下付せられたそうで、千六百年代の創業以来続いているそうな。
2日目のハイライトは、熊野古道散策である。聖地熊野にある熊野三山(本宮大社、速玉大社、那智大社)を目指す信仰の道に分け入るウォーキングで約1.5キロであった。短い距離を軽く考えたが、いにしえの人達が辿ったそのままの地道は、左右に杉の大木が林立し、登りあり下りあり、おまけに道の表面が濡れて滑りやすく、高年齢のグループには楽な道のりではなかった。
高野山、熊野古道そして竜神温泉はいずれもたどれば千年以上の歴史を有する。「いにしえ」に接する喜びは新しき発見があるからに他ならない。和気あいあいの楽しい1泊2日の旅であった。(副会長 寺岡源司)