明石関大クラブ
野球秘話など交えて講演 日生・阪神で活躍の大津氏
9月5日、明石関大クラブ(鈴木一雄会長)が、21年度総会を明石の代表的料理旅館『人丸花壇』で開催した。本部の田中義昭副会長をはじめ近隣3支部代表を来賓に迎え、会員31人が出席、例年にも増しての総会となった。
第1部総会で、挨拶に立った鈴木会長は「今後も会の活動と交流を豊かにして、あらゆる機会を通じて明石関大クラブの名を高めていきたい」と決意を述べた。
来賓祝辞で田中副会長は、母校の各分野における、強い関大づくりが着実に進んでいる現況と、今後の構想を力強く話され、出席者会員深い感銘を受けた。続いての議事は、各議案とも満場一致で原案どおり承認可決された。
第2部講演の講師は、明石に育ち明石を住まいとされる大津淳先輩。鈴木会長は「大津先輩は、県立明石高校で強肩強打を誇り、昭和25年わが関西大学経済学部に入学、一年からレギュラーの5番バッターとして、関関戦のヒーローでもあった。29年卒業後、都市対抗野球の雄・日本生命に入社、4番バッターをつとめ、翌30年12月阪神タイガースに移ってからもスラッガーとして大活躍された」とプロフィールを紹介。
壇上の大津先輩は、われわれの知らない数々の球界秘話や、戦後の混乱の癒えぬ入学当時の食料難と物資不足の苦労話などを交えながらの豊富な逸話を語られ、出席者はすっかり魅了されたひとときであった。
第3部懇親会は、静かな和室で座布団にくつろぎ、和やかな雰囲気のもとに開かれた。会場では会員が近況報告を行い、とりわけ大津先輩を囲み、「通勤電車や街角で、憧憬のまなざしで見かけた先輩に、こうして話ができるとは」と、感激を語る多くの校友の姿があった。(幹事長 齊藤雅彦)