京都支部
前進座の観劇と俳優との交流会
京都支部(牧村史朗支部長)では1月19日、前進座の芝居を見に6人で南座へ行った。観劇が始まる前に俳優の益城(まきし)さん(座で10指に入る)から楽屋やかつら室、舞台などすべてをこと細かく案内していただいた。
7代目嵐芳三郎襲名披露口上のあと、芝居は通し狂言「切られお富 処女翫浮名横櫛(むすめごのみうきなのよこぐし)」で、春日八郎のヒット作「お富さん」で知られた粋な黒塀、見越しの松の源氏店(げんやだな)の場面ではなく、不義を働いたお富が殺されそうになったのち、殺そうとした問屋の旦那からゆすり騙り200両をまき上げ、その金を与三郎に渡すという筋でお富の魅力をたっぷり描き、面白く拝見させていただきました。
終演後場所を祇園に移し(途中参加1名)、益城さんを挟んで酒を酌みあい個人的なことと前進座の話を1時間半聞かせてもらった。俳優とは思えないぐらい本当に気さくな方で楽しいひと時だった。土産に前進座オリジナル手拭いもいただいた。(副支部長 井口俊博)