八尾支部
市役所と対等に協力を 今東光に関する講演聞く
八尾支部(中尾達夫支部長)は、23年度総会を6月18日、八尾市文化会館レセプションホールで、本部の田中義昭副会長はじめ近隣9支部の代表を迎え和やかに開催した。
南野佳子副支部長の司会で、学歌斉唱、物故校友と東日本大震災の犠牲者に対して黙祷を捧げた。中尾支部長は挨拶の中で、昨年1年間、機関紙「関大」に八尾支部の名が7回も掲載され、支部校友の活躍を讃えた。田中副会長の挨拶では、大学の現状、受験者数の増加等の報告があり、司法試験合格者に関して低調で低迷であったと苦言を呈する一場面をあった。
続いて、松井幸一校友を議長に選任し、事業報告と計画、会計報告と監査報告、予算審議が満場一致で承認された。また規約改正案では、八尾市役所関大会と今後、対等且つ相互尊重の立場を強調し協力関係を進めることで意見が一致した。さらに垣内晋祐校友(39工)を副支部長として支部役員に復帰することが支部規約の総会決議により満場一致で確認された。
講演会では、八尾支部の活動方針である地域社会に根差す一環として、八尾が生んだ直木賞作家・今東光に付いて、講師として今東光研究家、伊東健氏(平8法)を迎え、「知られざる横顔」を拝聴した。コントウコウと読めない若い世代がいることや、教科書の文学史にも出てこない小説家、宗教家、政治家、など沢山の顔を持つスペシャリスト今東光の魅力と八尾・河内の関係を熱く語った。同講師の造詣の深さに参加者全員が聴き入った。校友として今後の活躍を期待し拍手を送りたい。
懇親会では、名刺交換や、各支部の近況報告などが行われた。母校へ熱き想いを語る姿は正に青春そのものであった。
記念撮影の後、樋口弘三氏(応援団OB長柄会)のリードにより逍遥歌の合唱、松名壽雄氏(31法)の万歳三唱でお開きとなった。(副支部長 南野佳子)