天六同友会
講師に吉田永宏名誉教授 谷崎の旧宅「倚松庵」で
朝まで降り続いていた小雨も集合場所になっている阪急御影駅に参加者が揃った頃には、すっかり上がっていた。今回で14回目を迎える天六同友会(寺岡源司会長)秋季親睦会は、「文豪 谷崎潤一郎ゆかりの地と灘五郷を訪ねて」をテーマに10月23日に開催された。
会員と家族29人は、昼過ぎに御影駅を出発し、関西屈指の高級住宅街を通り、最初の目的地である香雪美術館へ。美術館では、特別展「細川護煕 陶と書」が開催されており、出品された陶器や書画から、元首相の新たな一面を垣間見ることができた。
美術館を出た一行は、清流住吉川のほとりを南へ下り、谷崎潤一郎の旧宅「倚松庵」に到着。ここでは、本学の吉田永宏名誉教授から「谷崎文学と関西」と題した講演を頂き、会員一同、興味ある話に聞き入った。
最後は、いつもの様に懇親会。神戸酒心館の中にある蔵の料亭「さかばやし」で酒蔵ならではのお酒と料理を楽しみながら弾む会話に一日の疲れを癒した。
今回の行程は、約1万歩。案内役は、松永副会長の美佐子夫人。このあたりは、普段の散歩コースと言われるだけあって、要所要所でわかり易い解説をしていただき感謝。 (大野雅司)