関大大阪倶楽部
信楽の里で美術品を観賞 松茸と近江牛料理で懇親
関大大阪倶楽部(一軸浩幸理事長)23年度秋の総会は、「信楽の美術を楽しむ晩秋の近江路を訪ねて」と題して11月26日に開催され、36人が参加した。
近年、道路網が整備された関係か、京阪神との距離も短縮。1時間半で、最初の目的地・陶芸の森に到着。ここは平成3年に開催された「世界陶芸祭」のメイン会場で、まず陶芸専門の美術館・陶芸館で「陶芸を楽しむ-グルメなやきものたち」の特別展を見学。国際性に富んだ豊富な展示が目を引いた。ついで、信楽産業展示館で「岡本太郎と信楽展」の展示物を鑑賞した。
正午には、総会会場「一水庵」に到着。バスを下車すると、玄関入口で現地参加の篠原昭三校友会参与の出迎えを受けるという一幕もあり、総会は今年春に選任の新役員による運営で、新鮮味を感じる挨拶が印象的であった。
今回はメインの一つが懇親で、まさに近江牛と松茸のすきやき、土瓶蒸し、鍋料理など盛沢山の食膳に舌鼓を打ちつつ、恒例の斉城さんによる名人芸の手品の余興に楽しむひとときを送った。
午後は、ミホミュージアムをたずね「西洋と東洋」の融合とのテーマで構成された世界の古代美術品常時500点の展示物と特別展「天台仏教への道」を鑑賞した。
ただ、信楽といえば古陶の窯元。陶芸家として活躍の校友もおり、窯元を訪問の機会が得られなかったのは残念だった。 (藤本道人)