関西大学経済人クラブ
関西経済は上昇するか 宮本教授が例会で講演
関西大学経済人クラブ(西村太一会長)第194回例会は2月20日、大阪新阪急ホテルで、生田圭一副代表幹事(43経)の司会にて、来賓に名誉顧問の一軸浩幸前校友会長、同じく森本靖一郎前理事長、顧問の寺内俊太郎校友会長をお迎えして開催された。
田合邦臣代表幹事(37商)の開会の挨拶から始まり、今回は宮本勝浩関西大学大学院会計研究科教授に「上昇するか!2012年関西経済!」と題してご講演いただいた。
宮本先生には、「昨年、日本経済は東日本大震災と円高で先進国、アジア諸国の中で唯一マイナス成長に陥ったが、24年度は、生産設備の復旧、復興需要の増加、政府の復旧公共投資の増加などで2%以上の成長を維持すると期待されている。一方悲観的な見方として、EUの経済危機がマイナスの影響を及ぼし円の過大評価が続くのではないか、さらに日本が抱える累積財政赤字が世界一の膨大な額にのぼることがある。関西経済の独特の心配材料として、電力不足や関西経済を牽引してきた家電業界において売上や利益にかなりの陰りがみえることである。しかし、ピンチをチャンスにかえるアイデアは、関西人の得意とするところである。前向きの姿勢や独創的アイデアを発揮しつづければ、必ずよくなる」と心強く語っていただいた。
懇親会は、森本名誉顧問の激励の言葉と乾杯の音頭ではじまり、司会者から新入会員、特別参加、臨時参加者の紹介があり、和気藹々の中で懇親が進められ、栗原照次郎副会長(35商)のユニークな閉会の挨拶をもつて終了した。 (代表幹事 田合邦臣)