活発な支部活動

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岡山支部
ベネット准教授が講演 「剣道の美学」を学ぶ

 岡山支部(行本章允支部長)の24年度・第56回総会を7月7日、岡山市内のホテルで開いた。夕方5時半開会で文字通り「七夕総会」となり、古川好男校友会副会長ら来賓を含め総勢75人が参加した。
 総会審議では、来年度(25年度)の予算案に岡山支部平成倶楽部に10万円の助成金を盛り込み、平成卒の若い校友の支部校友会への参加促進を図ることにした。

アレクサンダー・べネット准教授
 総会恒例の講演は、関大国際部のアレクサンダー・べネット准教授をお招きした。ベネット先生はラグビーの本場、ニュージーランド出身だが、剣道や薙刀など日本古来の武道に精通されておられ有段者でもある。高校時代に千葉の高校に1年間ホームステイされたとき剣道を始めたということで、はじめは「汗臭い」「スパルタ指導」に抵抗感があったそうだが、やがて剣道の精神に魅了されたとのこと。
 本国の大学を出た後、京大大学院で学ばれ日本滞在21年となるベネット先生。流暢な日本語で剣道の「残心」という、勝負のあとも油断することなく身構える態度のことを熱く語られた。この「残心」、試合に勝っても驕らず、負けた相手を思いやる精神もあり、インターハイで一本取った選手が思わずガッツポーズをしたため負けになったケースを例にあげた。ベネット先生の熱弁に参加者は改めて「剣道の美学」を学んだようだった。
 講演の後はゴルフとボウリングの優勝者の弁などがあり、逍遙歌で締めくくり来年1月19日の新年会での再会を約し、お開きとなった。(行本章允)

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