活発な支部活動

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関大法曹会
関大の司法試験の現状で講演 合格者祝賀会を大学と共催

 9月28日、関大法曹会(小松陽一郎幹事長・51M法)は、大阪新阪急ホテルで定時総会を開催した。決算承認とともに、新64期幹事として、田中章弘、橋本薫、松木俊明の各会員が新たに選任された。また、司法試験合格者らのための事前研修の実施や、関西大学のHP上で同会会員名簿の公開を開始したこと等が報告された。
 また、近年の本学法科大学院における司法試験合格者数の減少等を受け、法人評議員会議長である児玉憲夫会員により、「関西大学法科大学院の現状と喫緊の課題」と題した講演が行われた。
関大法曹会 講演では、近年の本学法科大学院の入学者の減少、司法試験合格率の低迷、さらには9月に発表された司法試験の合格者数が全国19位(22人)、合格率が全国46位(11・96%)という現状に対し、既に昨年から学長のもとで改革推進委員会が立ち上げられ、また、本年8月には常任理事会のもとに法科大学院再生会議が発足され、改革に着手されていると報告された。
 その後の意見交換会では、前川清成会員(内閣府副大臣、参議院議員)から、民主党法曹養成制度検討PT事務局長として他大学法科大学院を視察した観点から、実務家教員の増員が急務であると意見を述べられるなど、関大法曹会会員間でも忌憚のない意見交換が行われた。
 定時総会に引き続き、大学との共催による本年度司法試験合格者祝賀会が開催され、法科大学院出身合格者、本学出身で他大学法科大学院出身者あわせて29人の合格者を含む総勢115人が出席した。
 祝賀会の冒頭、上原洋允理事長は、同じ法曹として合格者に対し自己研鑽を促された。楠見晴重学長は、校友諸先輩の社会での活躍を例に挙げ、法曹としてすばらしい活躍をすることに大いなる期待を述べられ、寺内俊太郎校友会長からは、合格者らの努力を讃える温かい祝辞をいただいた。
 吉田栄司法学部長の乾杯の発声で懇親会がスタートし、合格者と先輩会員らとの懇親を深める和やかなひとときがもたれた。
 また、学長及び校友会長から合格者へ記念品贈呈が行われ、その後、栗原宏武名誉教授、法科大学院特別顧問教授である滝井繁男元最高裁判事等たくさんの方々から、合格者に対する温かいお祝いのスピーチや激励の言葉などが相次いだ。 (副幹事長 小寺陽平)

関大法曹会

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