東淀川支部
灘五郷で日本酒の世界へ一升2万円のお酒も試飲
秋の酒仕込みシーズン真っ只中の11月25日、大阪マラソンや神戸マラソンには目もくれず、東淀川支部(田中正紀支部長)総勢14人で灘五郷へ酒造りの工程見学としぼりたて原酒の試飲会(こちらがメインですが)に行ってきました。
阪神魚崎駅から住吉川沿いの遊歩道「清流の道」を南へ10分程歩くと「浜福鶴吟醸工房」に到着。伝統的な酒造りの全工程をガラス窓越しに見学。名物案内人・宮脇米治さんが「もと摺り歌」も披露して下さった。
生もと造りならではの工程「もと摺り」では、櫂を使ってヨーグルト状に摺りつぶす。厳しい冬に数時間かけて行う非常に過酷な作業だ。そこで蔵人たちは、自らを元気づけるために唄を歌った。それが「もと摺り唄」だ。
お待ちかねの試飲会では、しぼりたての生酒に酔いしれ、何種類ものお酒の試飲を楽しんだ。大吟醸ソフトクリームも美味しかったですよ。
次は通りを隔てた「菊正宗酒造記念館」へ。こちらのしぼりたて原酒は辛口。こくと香りの良さが印象的だった。赤坂御苑で催される秋の園遊会では「菊正宗」の日本酒が出されるそうだ。
最後は「神戸酒心館」。ここでお昼となり、手打ちそばに舌鼓をうちながら大いに親睦を深めることができた。一升2万円のお酒も試飲でき、各自お気に入りの手土産を購入し、ご機嫌さんで帰路についた。
この散策グルメ会も3回目となり、来年は「黄金の日々、堺を巡る旅」を予定しております。
(岡田美由記)