京都支部
三保ヶ関部屋で稽古見学 本物のちゃんこを味わう
京都支部(牧村史朗支部長)恒例の相撲部屋朝稽古見学とちゃんこ料理の会が、今年も2月27日に事業委員会主催で開催された。
牧村支部長より手配していただいた帝産のマイクロバス、満席の23人が参加。大阪市鶴見区にある三保ヶ関部屋に向かった。
三保ヶ関親方(元大関増位山)のお兄様である京都支部の米澤さんのお誘いで、初めて友人と参加した。
親方と同じ最前列の席で少し緊張しながらもゆっくり稽古を見せて頂き、間近で見た力士の激しい立ち合いの音や、色白の力士の肌がみるみる紅潮してゆく様子など、聴覚、視覚共にテレビ中継では感じることのできない予想以上の迫力に感激した。
歌舞伎と並ぶ日本の伝統文化である相撲の世界も、華やかでリッチなのはごく一部の階級だそうで、十両以上でないとお給料が貰えない事も初めて知った。
稽古見学の後はお楽しみの「ちゃんこタイム」。さっきまでの緊張感あふれる激しい稽古を終えたばかりの力士たちが笑顔でちゃんこの給仕をしてくれて、嬉しいやら申し訳ないやら、そんな気持ちで相撲部屋の本物のちゃんこを味わった。取材に来ていた記者が偶然関大OBとわかり、思わぬ交流も生まれて和やかなひと時であった。
同席して下さった三保ヶ関親方は、今年定年を迎える最後の大阪場所だそうで、参加者全員とツーショットの写真撮影にも応じて下さった。素敵だった大
関増位山時代が思い出され、お土産に新曲のサイン入りCDまで頂き感激の1コマだった。(昭56学文 江野俊江)(大西康治=075―691―3513)