八尾支部
高安千塚古墳群を歩く
地元FM局が同行取材
八尾支部(中尾達夫支部長)は、5月6日に恒例の歩こう会(市内史跡めぐり)を開催した。当日は友誼支部の西淀川、柏原、八尾市役所関大会の校友と家族29人の参加であった。歩くコースは近鉄・服部川駅から、俊徳丸鏡塚、八尾市立歴史民俗資料館、しおんじ山古墳学習館である。出発に先立ち田中誠太八尾市長からのメッセージが披露された。
最初の俊徳丸塚では、沢勲西淀川支部長の指導により、塩とお神酒で清め、2〜3人のグループに分けて古墳に入る。意外に広い。ここでの解説は、中尾支部長が担当。その名の由来が、能楽「弱法師」にあり、鎌倉時代に遡る伝承の古墳であると中尾支部長が謡曲の一節を謡っての説明があった。
八尾市立歴史民俗資料館では、校友の小谷利明館長補佐(文博)に玄関まで出迎えをいただいた。ここでは、小谷校友が古墳、発掘された銅鐸、河内木綿の説明をして下さった。レプリカの銅鐸では、手に触り鳴らしてもいいと許可を得る。
続いて、しおんじ山古墳へ。ここでも福田館長が出迎えてくださった。
しおんじ山古墳は、昭和41年2月25日に国の史跡に指定され、全長160mで、中河内最大の前方後円墳であるが、福田館長曰く、PRが下手で八尾市内はもとより大阪府下でもあまり知られてない。是非とも関西大学の名の下に、校友の皆さんにPRをして頂きたいとの要請があった。
この古墳では「水の祭祀場を表した埴輪」が全国で初めて見つかったとの説明。写真撮影不許可の条件に実物を見学した。古墳の周囲はきれいに整備されており、古墳に咲く桐の木の下で、思い思いに持参の弁当を広げ、校友同士家族同士の語らいが和やかな雰囲気を醸しだしていた。
尚、当日は地元FMラジオ局(FMちゃお)のレポーター同行取材があり、後日、八尾市提供の番組「情報プラザ八尾〜ラジオ八尾学講座〜」で放送された。
(副支部長 南野佳子)
(中尾達夫=072-998-3526)