高槻・島本支部(清水利男支部長)の25年度定時総会及び講演会・懇親会が、7月21日に市内のたかつき京都ホテルで開催され、来賓の寺内校友会長はじめ近隣8支部及び関学・同志社・立命館3大学の代表と友好参加の大学の代表をお招きし、会員50人、総勢85人が参加した。
総会は、森口隆副支部長の司会で始まり、学歌斉唱の後、清水支部長の挨拶があり、支部長を議長に、24年度事業報告、会計報告及び監査報告、25年度事業計画等の議案について審議され、すべて原案どおり可決承認された。
第2部の講演会は、母校国際部のアレキサンダー・ベネット准教授をお招きして「日本人が忘れた武士道」のテーマで、1時間余の講演を頂いた。
日本の精神文化を深く研究し、剣道7段、居合道5段、なぎなた5段という武道研究家でもあるニュージーランド出身のベネット先生が、武士道の神髄である剣道に見る「残心」ということを中心に、武士道とは何か、武道との違いについてなど、流暢な日本語で熱く語られた。
その講演は、日本人の心を魅了するだけでなく、社会・日常生活にも応用できる、人間形成に役立つ、大変興味深いものがあった。
なお、ベネット先生の著書は多く、この7月に発刊された新版の「日本人の知らない武士道」(文春新書)が、会場に展示されたが、たちまち品切れになるほど校友の人気を集めた。
第3部の懇親会は、齋藤佳子幹事の総合司会で始まり、清水支部長が挨拶された後、寺内校友会会長はじめ来賓及び友好参加の各代表がそれぞれ紹介された。その後、来賓代表の挨拶を頂いた後、校友の山口重雄高槻市議会副議長の乾杯の発声で開宴した。
乾杯に先立つ前のアトラクションでは、ベネット准教授と、弟さんで大阪教育大学に交換留学生として学んでおられるブレイク・ベネットさんのお二人による、居合道演武が披露され、その迫力満点の美しさに一同見とれた。
暫しの歓談の後、恒例のお楽しみ抽選会を全員が楽しみ、豪華景品を手にした後、最後はベネット先生ほか、来賓、友好参加の各代表に対して満屋英喜副幹事長がエールをおくって、山口博好副支部長の閉会挨拶で幕を閉じた。 (幹事長 朝倉通憲・40学法)
(コヤマカンパニー・小山洋三=072―682―2525)