大阪狭山支部
末永雅雄博士文化勲章受章25周年
顕彰事業で菅谷橿考研所長が講演
~ 社会連携活動として参加 ~
石舞台古墳や高松塚古墳をはじめ多くの古墳の発掘調査の指揮、古代の甲冑や刀剣に関する研究、橿原考古学研究所の創設、古墳の航空査察など日本の考古学の礎を築いた故・末永雅雄博士(関西大学名誉教授)は、昭和63年に考古学界で初めて文化勲章を受章された。
会場には、平日の午後にもかかわらず230余人の多数の来場者が詰めかけ、特に当支部から22人もが出席、熱心に耳を傾けていた。菅谷所長は、「とにかく末永先生には、思い出してもよく怒られたという印象が強く残っている」とのことで「真面目に礼儀正しくというのが末永先生のコンセプトではなかったのでは」と語り、参加者には考古学の話という堅苦しさも無く聴けたと好評であった。
また、講演に先立ち、狭山地区会からの寄附で、水天宮境内に末永先生写真記念額を建立、その除幕式を菅谷所長にも立ち会っていただき、執り行った。
なお、顕彰事業は、1400年の歴史が息づく狭山池を中心とした地域活性化の推進、末永博士が名誉村民であった明日香村との文化・観光交流事業などを今後も実施していく予定。
(大阪狭山支部幹事長 花﨑光輝)(花﨑光輝=072-366-6120)