夢と技術が房(クラスター)となり大きな明日を作る
クラスターテクノロジー株式会社
クラスターテクノロジー㈱は、複合材料、微細加工、精密成形加工、計測・解析、技術の融合の5つの基幹技術を軸に、革新的ものづくりの発想で、事業展開を図っています。
複合材料技術は、熱硬化および熱可塑性ポリマーをベースとした材料に、さまざまな有機、無機材料を用途に応じて加え、機能性を持たせた材料を製造する技術、精密成形技術は、精密成形品用複合材料を用いて成形の精度を最大限に引き出すための技術、微細加工技術は、高精度・高機能な製品を提供するための先進加工技術、計測・解析技術は、精密成形品、微細加工部品の精度を評価するための技術です。そして融合の技術は、これら技術を融合して新たな付加価値製品を創る技術です。これらの基幹技術を活用してマクロからマイクロ、ナノにいたる領域の様々な製品のものづくりを展開しています。
複合材料の開発、製造から、金型製作などの微細加工、精密成形品の開発、製造およびナノテク関連製品の開発、製造、品質検査などの解析、計測を行っています。安定収益をもたらす製品を対象とするマクロ・テクノジー事業と今後の成長が期待できる産業分野の製品を対象とするナノ/マイクロ・テクノロジー事業の"安定"と"成長"を実現する2つの事業を進めています。こうした縦横に広がる技術力を駆使するものづくりに挑戦している企業です。
製品群として、マクロ・テクノロジー事業の核となる樹脂複合材料では、絶縁性能を考慮して開発したエポキシ樹脂複合材料「エポハード」は、40年以上の供給実績を持ち、国内のほぼすべての電力会社および重電会社から認定を得ています。従来の素材では成形ができなかった複雑な形状もでき、この素材を基にした成形碍子は国内で高シェアを占めています。
ナノ/マイクロ・テクノロジー事業においては、耐摩耗性、寸法精度、熱膨張に優れた精密成形品用複合材料「エポクラスター」を開発しています。この素材を用いたデジタルビデオカメラ用シリンダーベース成形品では国内シェアトップであり、さらに、デジタル一眼レフカメラのオートフォーカスセンサー成形品など高精度が要求されるエレクトロニクス機器や産業機器の機構部品を提供しています。また、融合の技術から生まれた主力製品であるインクジェットヘッド(パルスインジェクター)は、ナノ微粒子分散溶液など多種多様な溶液を微量噴射する機器で、世界的にも類をみない、エポキシ樹脂複合材料(独自開発)を用いた、ピエゾ駆動によるドロップオンデマンド方式のヘッドです。同時に開発した専用のヘッド駆動装置、液滴飛翔が確認可能なパターニング装置により、インクジェットを用いた様々なアプリケーションへの展開、大学や研究機関向けの研究、実験用機器として用いられています。
ナノテクノロジーは、物質を原子や分子のレベルで自在に制御する技術のことです。ナノテクノロジーの手法は、大きく2つに分けることができます。より大きなものより小さなデバイスを作ろうとするトップダウン方式は、主に機械・電子系の分野で、より小さいものから複雑なものを組み立てるボトムアップ方式、化学系の分野で研究開発が行われています。クラスターテクノロジー㈱は、この両技術を保有し、新素材やデバイスを開発していることが強みとなっています。本社建物内には研究開発の施設として、建物の地下の岩盤まで柱を通し、わずかな振動にも影響されない研究室を設置し、ナノテクノロジーの開発を可能にしています。今後、エレクトロニクス、バイオ、医療、光、エネルギーなどあらゆる産業界に貢献するナノテクノロジー分野に進出を図ります。
さらに、将来大きく発展する可能性のあるナノテクノロジーを中小企業のものづくりに浸透と普及を図るためクラスターテクノロジー㈱が中心になって"ブドウの房"のような「知的クラスター」の形成を提唱しています。
基幹技術のさらなる先鋭化、融合技術の新たな創出には、絶えずイノベーションが不可欠です。これらの技術を生み出す背景には「知的資産」を重要視していることが挙げられます。「知的資産」とは、保有技術や特許のみならず人的資産を含めて考えています。あらゆる産業に貢献する企業を目指して、人と技術による独自の「知的資産」を生み、育てるのがクラスターテクノロジー㈱のイノベーション戦略です。
所在地:〒577-0836 東大阪市渋川町4-5-28
代表者:代表取締役社長 安達 稔
TEL:06-6726-2711
FAX:06-6726-2715
http://www.cluster-tech.co.jp