西村眼鏡店百周年 記念写真集を出版
西支部支部長を務める西村輝和氏(昭49学商)の会社、(有)西村眼鏡店が昨年8月に創業100周年を迎え、8月5日には大阪リーガロイヤルホテルで記念式典を開催した。
1年を経て、同店の歴史を物語る貴重な写真と記念式典の写真を掲載した記念誌「西村眼鏡店100年のあゆみ」が、このほど出版された。
創業当時のことが分かったのは、数年前自宅の道具を整理していた際、古い帳簿が出てきたことから。表紙には「開店記録簿 大正元年八月吉日」の文字があり、「資料などを調べていくうちに、当時の仕入れ状況や資金繰りも分かってきた」とのこと。
同店は、大正元年(1912年)8月7日に、初代西村孝次郎氏が大阪市北区堂島1丁目54番地で創業。高い技術を買われ、近くにあった阪大病院眼科教室にも出入りして医師から信頼を得ていたことが、大阪大学医学部眼科教室開講100周年記念誌にも記載されている。
その他、2代茂氏の「結婚記録」、「応召記録」や写真、3代目現社長の輝和氏と佳子夫人の写真、経営する中之島ダイビル店、阪大病院前店、近大病院前店の3店舗などが紹介されている。後半は記念式典の様子を詳しく掲載。
大阪の中心部で眼鏡一筋1世紀。西村社長は「今後も一つ一つ積み重ね、200周年を目指したい」と抱負を語っている。