富田林支部
竹内街道と古墳群訪問 第7回歴史散歩の会で
富田林支部(杉多弘至支部長)歴史散歩の会では、11月2日に第7回歴史散歩の会を実施し、会員家族を含め21人が参加した。
講師は、今回も鍋島隆宏氏(平5文・太子町文化財保護課勤務・学芸員)に依頼。自作の貴重な資料により、それぞれの古墳の形体、特色、時代背景等について分かりやすく丁寧に解説していただいた。
コースは、古市駅から竹内街道沿いに西琳寺、安閑天皇(27代)陵・日本武尊白鳥陵・清寧天皇(22代)陵・仁賢天皇( 24代)陵・峰ケ塚古墳をたどる、約5kmの行程となった。
今年は、竹内街道開設1400年の記念の年であり、また百舌鳥・古市古墳群が早く世界遺産に登録されることを祈念してこのコースを組んだものである。
安閑天皇陵〜仁賢天皇陵は、いずれも大型の前方後円墳であり、考古学としての説明だけではなく「古事記・日本書紀」の神話にも触れての説明であった。特に仁賢天皇と、その弟の顕宗天皇(23代)の間における皇位の継承の話も、興味深いものであった。
また参加者からの鋭い質問もあり、それに対して講師から丁寧な説明があった。
(幹事長 秦純一)
(野島努=0721―23―3190)