経済人クラブ
大阪の魅力-上町台地の史跡と風景
来村多加史阪南大学教授の講演聞く
経済人クラブ(栗原照次郎会長)第211回例会が、9月12日に大阪新阪急ホテルで開催され、寺内俊太郎校友会長、上原洋允法人相談役の来賓と、新入会員1人、特別参加者を含め62人が出席した。
村上康司副代表幹事の司会で開会、学歌斉唱、栗原会長挨拶の後、講演会に移った。
今回は、昭和63年母校の大学院文学研究科博士課程卒業の校友で、阪南大学国際観光学部教授の来村多加史先生を講師にお招きし、「大阪の魅力再発見-大阪観光の核となる上町台地の史跡と風景」と題して講演いただいた。
阿倍野区から天王寺区をへて大阪城公園にいたるまでの上町台地。来村先生は、パワーポイントとカラー印刷の配布資料を使って、この台地を這い上がる逢坂をはじめとする「天王寺七坂」や一心寺、安居神社などの寺町の風景、また坂の途中や麓に湧き出る7名水と呼ばれる井戸について、詳しく解説された。また、都市開発の影響で湧かなくなってしまった井戸でも、石碑を一つ立てるだけで観光名所になり人が集まるなど、観光地としての取り組みについての提言もあった。最後に、皆さんも、天神坂の石畳の趣きのある景観や坂道の途中にある当時の湧水を再現した施設など、大阪の魅力を再発見できる各史跡を是非歩いていただき、大阪通になっていただきたいと述べ、講演をむすんだ。
会を代表して生田圭一副会長から謝辞が述べられ講演会を終了した。
講師の来村先生にも参加いただいた第2部懇親会は、上原法人相談役の来賓挨拶、寺内校友会長の乾杯で開宴。歓談が進む中、新入会員紹介、関西大学フェスティバルin四国の報告、特別例会の案内等の各種交流で盛り上がり、最後は、仁井ひろみ副代表幹事の閉会挨拶の後、藪内正明幹事の大阪締めで盛会裏に終了した。
(校友会事務局=06-6368-0041)