関大大阪倶楽部
34人が稲むらの火の館と徳川家名園養翠園訪ねる
関大大阪倶楽部(児玉憲夫理事長)では、28年秋の総会を11月27日に開催、終日雨模様の中、稲むらの火の館と養翠園を訪ねて、34人が久しぶりに和歌山を訪問した。
安政の大地震による大津波のとき、田の稲むら(稲の束)に火を放って村人を誘導し、津波から救った濱口梧陵の記念館と津波防災教育センターからなる稲むらの火の館では、津波実験水槽ほか数々の展示を見学の後、3D津波映像サンターで津波の恐ろしさとその威力を体感した。
因みに、27年12月22日に国連総会で11月5日が「世界津波の日」と定められたが、この稲むらの火の逸話に由来しており、今年、第1回世界津波の日を迎えたばかりだった。
続いて、日本の醤油の発祥の地・湯浅で、丸新本家の工場を見学。ここでしか手に入らない人気の醤油や金山寺みそを購入する人も多かった。
紀三井寺の膝元にあるガーデンホテルはやしで総会を開催。今回は議事もないため挨拶等の後は、同ホテル自慢の料理をゆっくりと堪能した。
午後は、紀州藩第10代藩主徳川治寶によって造営された西浜御殿内にある広大な池泉回遊式の日本庭園・養翠園を、足元の悪い中、地元の語り部クラブ会員の案内で散策。海水を引き込んだ「汐入りの池」をはじめ、詳しい解説を聞きながら大名庭園の優美な風情を堪能した。
(成岡昭二)
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