経済人クラブ
「ほめる達人が人と組織を活性化!」
ほめ達・西村貴好理事長の講演を聞く
経済人クラブ(生田圭一会長)第215回例会が、9月11日に大阪新阪急ホテルで開催され、クラブ名誉顧問の上原洋允法人顧問、同名誉副会長の芝井敬司学長、同顧問の寺内俊太郎校友会長らの来賓と特別参加者を含め48人が出席した。
学歌斉唱、生田会長挨拶の後、早速、第1部講演に移り、講師に校友で一般社団法人日本ほめる達人協会理事長の西村貴好氏(平2法)を迎え、同氏から約1時間に亘り『「ほめる達人が人と組織を活性化!」~あなたの周りには、ダイヤの原石がいっぱい!~』というテーマでお話し頂いた。
西村氏は、過去の経験から培った、ほめて伸ばすことの大切さや必要性について、会場スクリーンを使用した参加者体験型のプログラムや日本ほめる達人協会会員の実践事例をあげて詳しく説明された。
まず、会場スクリーンを使用した参加者体験型のプログラムでは、動画やトリックアートを用い、人間の本能、思い込み、見る人のおかれた状況によって、映像としてとらえられた結果が人それぞれ異なり、また、時として大切なものが見落とされていること、自己と他人とは決定的に異なっていることを強く強調され、参加者からは体験プログラムの結果、驚きの声があがっていた。
実践事例の紹介では、ほめちぎる教習所として全国で知られる日本ほめる達人協会(ほめ達)会員の三重県南部自動車学校等の成功事例が紹介された。教官が教習生に対しほめて伸ばす技術を巧みに駆使することにより、教習試験合格率を劇的に上昇させ、事故率を大幅に減少させることに成功しており、ほめ達効果を実感できる象徴的な事例であった。
また、同協会主催の「ほめ達!オブ・ザ・イヤー2016」において、特別賞を受賞した鳥取県は、積極的にほめ達のノウハウを取り入れている行政機関として知られ、認め合いの実践により協会理事長の同氏より、県知事に賞状及び盾の授与が行われたことが紹介された。
また、西村氏は、経営者が社員をほめて伸ばすことは経営資源の最大活用であることを提唱しており、業績を上げるリーダーの条件、社員をほめて伸ばすための8つのポイント、さらに、家庭内におけるほめ達活用ノウハウの実践を例会参加者に提案した。特に有効ですぐに実践できるものとして、3S+1(「すごい!」「さすが!」「素晴らしい!」の3Sに加えて、「そうくるか!」「惜しい!」の+1)の実践法は、第2部の懇親会でも早速参加者同士で取り入れられ実践されていた。
最後に、魔法の言葉として、相手の名前を言ってあげる、「ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えることの大切さと、経営者は常に明かりを照らす存在となりダイヤの原石を照らし、ひいてはその照り返しにより輝く経営者にもなれることを説き、講演を結ばれた。
志水利達副会長から謝辞を述べ、講演会を終了した。
その後、講師を囲んでの懇親会では、芝井学長の挨拶、寺内校友会長の乾杯の後、新入会員及び特別参加者の自己紹介、次回第216回特別例会の案内、ゴルフ部会からの案内、校友総会の案内などが続き、懇親会は大に盛り上がった。
なお、第216回特別例会は、クラブ会員の稲本登氏ご協力のもと、中華食堂「大阪王将」を全国展開するイートアンド(株)の工場見学が11月25日(土)に予定されている。
(幹事 今村聡・平18経)
(校友会事務局=06-6368-0041)