香川支部
藤澤東畡顕彰碑横に桜を植樹
香川支部が地元団体と合同で
香川支部(北浜裕子支部長)は1月13日、高松市塩江(しおのえ)町の旧安原小学校にある藤澤東畡(ふじさわ・とうがい、1794~1864年)の顕彰碑横に桜の苗木を記念植樹した。
東畡は同町出身の儒学者。江戸後期に大阪で漢学塾「泊園書院」(はくえんしょいん)を開設した人物で、同書院は母校・関西大学の源流の一つとされる。顕彰碑は地元有志が1902年に建立し、大切に守られてきたが、大学が創立130周年事業の一環として、2016年8月に旧安原小の校庭に移設・整備していた。
植樹は、山あいの静かな地に彩りを添えようと、地元の安原文化の郷(さと)歴史保存会と合同で企画した。
植樹式には、北浜支部長や川﨑有二前支部長、歴史保存会の藤澤保副会長ら約10人が出席し、寒桜の一種「蜂須賀桜」を全員で丁寧に植え付けた。
植樹式の後、北浜支部長は「千里山のキャンパスにも同じ桜が130本植えられている。東畡先生の業績に思いをはせながら、香川・高松と千里山の学縁を感じ取ってもらえれば」とあいさつした。
桜の管理は、旧安原小で東畡の業績などを紹介する「塩江町歴史資料館」の運営を手掛けている歴史保存会が担う。同会によると、早ければ今年2月中旬から淡い紅色の花が楽しめるという。
(幹事長・伊藤雅也)
(後藤設備工業・伊藤雅也=087-881-3116)