神奈川支部
日本百名山 大菩薩嶺を歩く
山歩きの会第19回イベントで
神奈川支部(小谷正廣支部長)の山歩きの会、第19回となる初夏のイベントで、6月9日に秩父多摩甲斐国立公園内に位置する標高2057mの大菩薩嶺を歩いた。この山は中里介山の長編小説『大菩薩峠』や深田久弥の『日本百名山』、また、近く我々の年代では赤軍派の大量逮捕事件等で有名である。
JR甲斐大和駅に集合し、バスで約40分かけ上日川峠に到着。ここは標高が1600mもあるので、実質の登山は400mチョット、名前通り山歩きである。
準備運動、トイレ等を済まし、福ちゃん荘を目指すが、これこそ赤軍派が潜伏し機動隊に大量逮捕されたところである(念のため我々は皆ノンポリであったので無関係です)。
この先の富士見平で富士山が望めるはずだが、西の方は雲が多くで残念ながら富士山は拝めなかった。なだらかな山道を小一時間登り、介山荘が見えると大菩薩峠に到着。ここは360度の眺望を楽しめるところだが、やはり富士山は雲の中、秩父・多摩方面の景観を堪能しつつ昼食タイムを楽しんだ。
昼食後、親不知の頭・賽ノ河原など展望の開けた尾根歩きとなり、左手下には上日川湖(大菩薩湖)が見え眺望を楽しみながら歩くが、雷岩を過ぎると本格的な登山となり大菩薩嶺(2057m)に到着。山頂は木々に囲まれていて、展望がないので早々に下山、今来た雷岩を唐松尾根へと下るが、未明の雨の影響か登山道がツルツル滑り、約1人が転倒1回、手つき1回と忙しい限りであった。
上日川峠に14時前に到着し、バスに乗り次の(本当の)目的地である「やまと天目山温泉」に向かった。ここは、歴史好きの人ならご存知の甲斐武田氏滅亡の地である。ここのお湯はアルカリ温泉で肌がツルツルになり、皆美男美女に変身し疲れも吹っ飛んだ。
温泉にゆっくり使った後は「反省会」、ビールでのどを潤し、名物のそばを堪能し楽しいひと時を過ごし初夏のイベントを終えた。
今回は、参加者4人とチョットさみしい人数であったが、次回も無理のない山歩きを計画しますのでぜひ一緒に歩きましょう。
(鈴木慶章 47経)
(大山惠嵩=046-897-4045)