堺支部
新支部長に草川大造氏を選出 山縣人間健康学部長の講演聴く
堺支部(辻尾健一郎支部長)30年度総会は、6月23日にホテル・アゴーラリージェンシー堺で開催され、校友会本部や大学、近隣支部代表など来賓・校友90人が出席した。
第1部は、宮内副支部長の司会で、堺支部の恒例となった「君が代」斉唱に始まり、応援団長の指揮で学歌斉唱、物故者への黙禱を捧げた。
隅谷支部長代理が主催者挨拶。来賓紹介の後、代表して本部の田中義昭副会長が演壇に立ち、今年の受験者が昨年比大幅増した話と、昨秋のフェスティバルin東京への堺支部員参加に対する謝辞及び今秋のフェスティバルin名古屋と校友会総会への出席を要請。最後に明治22年の第1回卒業式に触れ、校友の絆の大切さを強調した。
総会の議案審議は各議案承認された。今回は、体調不良のため辻尾支部長の支部長辞任を受け、新支部長に草川大造氏を満場一致で選出した。この後役員が登壇、草川支部長が役員の協力を得て支部隆昌への貢献を誓った。
ここで、司会から平成29年秋の叙勲・褒章で葛村和正副支部長が藍綬褒章、30年春の叙勲・褒章で草川支部長が瑞宝小綬章を受章したことが報告された。
第2部は、人間健康学部、山縣文治学部長の講演。「子ども・子育ての世界で起こっていること」という演題で、子ども・子育てというキーワードにより、虐待、子捨てなど我々の社会が抱える病理から、近い将来日本の国自体の消滅の可能性を示唆する、重く重要な話に参加者は水を打った様に聞き入っていた。
講演の後、現役女子学生から山縣学部長への花束贈呈に続いて、竹山修身堺市長や世界ライトフライ級チャンピオンの拳四朗選手も加わり全員で記念写真を撮った。
3部の冒頭、司会の寺脇幹事が途中参加の方を含めて改めて来賓を紹介、挨拶に立った竹山市長は、子供対象の「水辺の学校」、健康寿命の「コッカラ体操」、「お渡り」の協力に加え北摂の地震の様な災害に向けての防災対策を社会安全学部の河田先生にお願いしている。これからも大学と二人三脚で参りたい、との祝辞の後、芝井敬司学長は、関大は社会安全学部による危機対応のマニュアルが既に確立しており、この度の地震でもマニュアル通り早急に地震対策本部を立ち上げて対応、学生に対して安全確認のメールを即発信、地震当日の夕刻までに5千件の返事が来た。千里はたった2日、高槻でも3日での計画通りの再開だった。大切なことは、危機対応本部を組む事とリスクの見極めであるとの話を披露。続いて安部善博常務理事からは、堺市との連携協定は9年目になる。今後も住吉祭りやスポーツ指導などを通じ緊密化を図っていきたいとの祝辞であった。
乾杯の後、旧交を温め合う楽しい食事の中、杉崎正明堺キャンパス事務局次長から出席の拳四朗チャンピオンの紹介があり、その無類の強さに一同感激、激励の万雷の拍手を贈った。
このあとは応援団の演舞、オークション、ビンゴゲームと続き、葛村副支部長の閉会の辞の後、応援団の指揮により全員で輪になり逍遙歌を歌い、お開きとなった。
(鴨頭光一)
(鍋島均=072-221-5269)