神奈川支部
開運の山 三ツ峠山を歩く
道中で富士山の勇姿を堪能
神奈川支部(小谷正廣支部長)山歩きの会では、第21回として10月31日に富士山と紅葉が楽しめる山梨県の河口湖に近い三ツ峠山の軽登山を行った。比較的楽なコース設定で、天気も良く富士山も雄姿を持って迎えてくれた。今回のコースは、太宰治が小説「富嶽百景」の題材にしたのでも有名である。
富士急河口湖駅に集合し、バスで三ツ峠登山口まで25分。ここは標高1230mなので目指す三ツ峠山の開運山までは1時間半、標高差550mほどの上りであるが、岩場もなく歩きやすいコースであった。
三ツ峠山荘手前のビュースポットで、雲を背に従えた富士山の雄姿を眺めることができ、それまで紅葉がまったく駄目で、ガッカリしていた一同も感激至極であった。そして最後の急坂を登り終わると山荘に到着。山荘前のベンチからも富士山を正面に望めることができ、雄大な景色をおかずに昼食と写真タイムで満足のひと時であった。
昼食後、三ツ峠山の最高峰・開運山へと向かったが、頂上からは八ヶ岳、南アルプス等がはるか遠くに一望できた。
3時間の下山ルートに入ると、最初はすすきに囲まれた道を楽しんでいたみんなも、次第に無口になり、ただ黙々と足を動かすだけとなった。河口湖ロープウェイの富士見台駅に近い天上山で写真を撮っていると、フランス人のカップルがシャターを押してくれた。そういえば、あまり有名でないこの山ではあるが、富士山効果で外国人、特に欧米人が多かったように思う。富士見台駅は、その名の通り富士山が真正面に見え、ロープウェイに乗ると眼下に河口湖が一面に広がる。今度は周りにアジア系の外国人が多くなってくるが、彼らは河口湖からロープウェイで往復と思われる。
湖畔でタクシーを拾い、最後の目的地であるふじやま温泉へ到着。ここは全ての泉質がブレンドされている珍しい温泉で、お風呂の数も多く、皆下山の疲れをいやすことができた。温泉に浸かった後は、おなじみの反省会、ビールが美味しく普段よりも食も進み、ついつい飲みすぎ食べ過ぎになり、登山で減った体重を元に戻し帰路についた。
(鈴木慶章 47経済)
(大山惠嵩=046-897-4045)