神奈川支部
第22回山歩きの会 奥多摩・鳩ノ巣渓谷を歩く
神奈川支部(小谷正廣支部長)山歩きの会では、第22回として5月29日奥多摩多摩川上流の奇勝、鳩ノ巣渓谷8km4時間の気ままウォーキングに。のんびりと景勝地を味わう。
コースは青梅線古里(こり)、鳩ノ巣、白丸、奥多摩駅(終点)の4駅と青梅街道に沿う多摩川上流。この間5つの橋があり、全ての橋に寄り、橋からの渓谷美を堪能する。
鳩ノ巣渓谷は、多摩川が浸食した渓谷で、巨岩や奇岩が連なり川幅はこの付近で狭く。
いわれは、江戸復興(明暦大火)にこの地の木材を伐採し川から江戸へ運ぶ人が住み着き、渓谷に水神社が祀られ、ここに2羽のハトが巣を作り、霊鳥として愛護したことから、鳩ノ巣と呼ばれる。
当日明け方までの雨は止み、横浜から古里まで2時間半の移動。古里駅前の橋を渡り渓谷に入る。最初の橋、寸庭橋からは遮るものがない渓谷美を暫し見つめる。進むと杉の山を登り、まさにぽつんと一軒家が。高低差80mとは言え、汗を拭き、その頂きのあずまやで奥多摩の遠景を楽しみながら汗の引くのを待つ。次の雲仙橋、鳩ノ巣小橋(吊り橋)と渓谷を堪能。吊り橋からは40m下に多摩川が奇勝を見せる。
進むと白丸ダムが見え、放流があれば落差30mの水飛沫。この時放流には会わず。脇に魚道(魚用水路)があり、ダムで仕切られずに遡上する。土日夏休み期間は見学ができる(無料)。
ダムの水は周囲の新緑が溶け込み緑深く。ダム(白丸湖)沿いの遊歩道を進むと、カヌー、釣り人に会う。穏やかな長いエメラルドグリーンの湖面沿いを進み、次の数馬峡橋で暫し寄り道に。青梅街道まで出て店特産のソフトクリームと地元の人との会話を楽しむ。最後の梅沢大橋を渡り、天然温泉もえぎの湯に。紅葉時期は混み待ち時間があるそうだ。いつもの反省会で減量を取り戻し、次を語らい岐路に。新緑と渓谷美を堪能した鳩ノ巣をあとに。
(川尻僚一 昭47工)