堺支部
第44回逍遥の会 奈良・飛鳥を散策
令和元年5月25日、15人校友を乗せたバスは定刻の8時30分に堺東を出発。今回は奈良の飛鳥を散策する。
天気は上々、バスの座席もゆったりとして和やかな雰囲気である。いつものように、案内役の北村さんから今日の見どころや行程などの説明があり、期待がふくらむ。
今月の1日に平成から令和へ改元され、新しい年号が『万葉集』巻五から出典されていることもあって、タイムリーな企画である。
しばらくして車窓から二上山が見え、やがて藤原京を囲むようにして大和三山のなだらかな姿が見えた時に、なぜか心の故郷に帰ってきたような気持になった。
私達はまず車窓から見る藤原京の広さに驚かされた。後に平城京に遷都されるまでのわずか10数年間だが、立派な都があったことがしのばれる。今回は飛鳥寺などの有名寺院のほかに、万葉文化館や飛鳥資料館などを訪ねて、貴重な展示物を見ることができた。飛鳥寺の本尊である飛鳥大仏や、飛鳥資料館で見た男女の石造物、そしてキトラ古墳の石室にある古墳壁画などは、どれをとっても渡来人の影響が色濃く反映されたものばかりである。
逍遥の会の楽しみのひとつであるランチタイムも、珍しい葛の料理などが出てとても楽しく過ごすことができた。
終わりに、暑い中を色々とお世話いただいた幹事の方々や安全運転に努めてくれたドライバーさんに心から感謝いたします。