活発な支部活動

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経済人クラブ
第236回特別例会を開催

関西大学経済人クラブ第236回特別例会を梅田キャンパスにて開催。『関西大学山岡塾』連携プログラムということで、来賓6人、会員43人、ゲスト4人に加えて山岡塾関係者である学生と大学関係者31人も参加。総勢約90人の盛会となった。
第1部では学歌斉唱の後、永尾俊一会長の挨拶があり、山岡塾生への歓迎の言葉や『関西大学フェスティバルin関西』への協力に謝辞を述べられた。そのなかで、東北経済人クラブブースにおいて社会安全学部の現役生がアンケート収集をするなど、校友会・経済人クラブ・現役生のネットワークの広がりを垣間見たことに触れ、この特別例会でさらに拡大することを期待する発言があった。
続いて、学校法人関西大学理事長でクラブ名誉会長の芝井敬司様より「山岡塾がめざす"学の実化"」と題し、主に創設の背景について講演いただいた。関西大学中興の祖である山岡順太郎の提唱した「学の実化」を構成する4本柱の内、特に「学理と実際との調和」は実学を重視する概念ではなく、学問によって得られた成果と実社会の調和を重視する考えであり、大学と社会は相互に受け入れ合いバランスを取ることが重要であると述べられた。さらに、岸田内閣総理大臣の演説の一節に触れ、国策として「スタートアップ投資」に重点が置かれていることから、その育成事業に重点的に取り組んでいくと語られた。
山岡塾活動報告として、山岡塾コーディネーターである宮田将様より学生の活動のご報告と、山岡塾生ら全6チームからフードロスやフェアトレードなど、さまざまな社会課題を解決するための構想プラン及び検討状況に関するプレゼンがあった。
第1部の最後には、パナソニックホールディンス(株)元代表取締役社長・現特別顧問で、塾長の大坪文雄様より、学生の活動報告を受けた総括が述べられた。学生らには、「スタートアップであるからにはさまざまなアドバイスには耳を傾けつつも、鵜呑みにすることなく、自分の考えで貫徹することが大事」と激励された。また、「過去の例を見ても、VUCAの時代においては、新たな企業が生まれるものであり、塾生のなかからメディアを賑わすスタートアップが生まれることを期待する」とのお言葉があった。
第2部「経済人のためのワインセミナー」では、当クラブ会員でもある(株)河内ワイン代表取締役の金銅重行様より「河内ワイン90年の歴史と和飲(ワイン)セミナー」と題し、同社の歴史と経営に関する講演及び河内ワインのテイスティング会が行われた。講演では、ぶどう農家であった同社がワインづくりを始める契機となった社会環境の変化や当時の経営者の決断について詳細な説明があった。また、ワインの製造工程や余ったワインをブランデー・梅酒に加工するまでの工夫、それらを取り巻く地域住民との関わりなどがユーモアあふれる軽妙な語り口で語られた。講演後は、会員と学生が意見交換しながら河内ワインのテイスティングが行われ、新入会員やゲスト参加者の紹介が行われた。
最後に、校友会会長の田中義信様からご挨拶いただき、特別例会の盛会と経済人クラブの発展を喜ぶ言葉が述べられ、芋縄隆史副会長の挨拶で閉会となった。 
【平成21年院文化研究学科卒 木下悠介】

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