物流関大会
第7回物流関大会 研修会実施
物流関大会は2023年11月10日~11日、恒例のクレフィール湖東において研修会、懇親会、ゴルフ会を行った。研修会は10日14時、参加者29人、川上秀之幹事(センコー保険社長)の司会で開会となった。まず全員で学歌斉唱をし、福田泰久会長(センコーホールディングス社長)は「大手物流会社は減収減益が多いがセンコーは堅調である。しかし各拠点に予備車があるなど荷動きは悪い。人件費の上昇と輸送原価も上がり厳しさに変わりはない。2024年問題は業者8割が説明を受けているが、運転手迄説明している会社は少ない。運転手は給与が減少する、無理な運転を強いられるなど不安がある。何年も言って来たが、ようやく来年4月から外国人運転手の採用が可能になるようである。日本語習得、免許証、事故防止が問題である。パートの103万規制は上限を上げるべきである」と挨拶された。
研修は
1)「中国EC物流の現状とマテハン・システム紹介」についてGINFON取締役営業部長の蔡昂氏(2016環境都市工学部卒)が中国は14億の人口で皆宅配をするので10年前はコントロールが出来なかったが、現在はマテハン仕分けシステムが進み飛躍的な改善が進んだ。宅配サービスは2050年には世界100億個以上、日本は1億個を切ると予想される。GINFON社は蘇州に本社を構え、シンガポールにも工場がある。日本には未だ納入が無いが今後開拓してゆきたいと述べた。
2)2024年問題は「トラック運送業の時間外労働削減」と題して、第一法規から出版された書籍(物流関大会福田会長寄付金より購入し参加者全員に配布)を基に、社会保険労務士オフィスきよみ代表石原清美氏(2022大学院ガバナンス研究科)が早朝の運転手勝手出勤は出勤時間の指示と点呼している事が条件であるなど細かい注意点も指摘された説明となった。
3)「国交省認定および全ト協助成金対象タブレット1台で自動点呼できます!」を(株)ウイズの常務執行役員魚住圭一氏と森田衿佳氏が行い、支局への届出は必要だが、運行管理者不要の認定機器として紹介頂いた。現時点では終業時にしか認められていないが、来春には始業時にも使える改正があるとの事であった。以上の3研修を終了後、栗尾尚孝幹事長(大和運送社長)から初参加者2人を含む4人の紹介があり、記念撮影を行い研修の部が無事終了となった。
懇親会はクレフィール湖東2階の会場で18時より開始した。乾杯の発声は藤原輝之副会長(藤原運輸社長)が行い宴席の開会、東京で公務が長引いていた三木圭恵衆議院議員(社会卒)も加わり、名刺交換、情報交換、懇談などを行いながら飲食に舌鼓を打ち有意義な時間が過ぎ、中締めを上村和夫副幹事長(センコーホールディングス常務執行役員)が行い、藤原副会長の大阪締めで散会となった。その後同所の離れにある「あけくれラウンジ」にバスで移動し、カラオケに興じた後、ホテルに帰り宿泊就寝となった。
翌日は朝食後、7時15分発でセンコー経営の「蒲生ゴルフ倶楽部」で13人のメンバーにてゴルフ会を行った。前夜の深酒にも関わらず、皆さん「関大魂」を持つ強者ばかりで寒空を吹き飛ばす楽しい有意義なゴルフで締める事が出来た。
(幹事長 栗尾尚孝 記)