サイゴン千里会
サイゴン千里会を訪問 留学生フェアへの協力を依頼
現在、校友会では海外支部および海外で活躍されている校友とのネットワークのより一層の充実発展を期して、昨年度の台湾訪問にはじまり、本年4月にはタイ・バンコクを訪問し現地校友会との交流を深めた。
それに引き続き、この度7月31日~8月4日の日程で、ベトナム・ホーチミンとシンガポールを訪問した。参加者は、寺内俊太郎校友会長、渡邊泰之校友会組織部長、奥田惠造校友会事務局課長の3名。
7月31日、ホーチミン市内の「ドラゴンホットポット」にて、サイゴン千里会から5名の校友にお迎えいただき交歓会を開催した。母校の近況や学生時代の思い出話に盛り上がり、また、ベトナムの歴史や文化風習、今や世界の企業等からアジア戦略の拠点として注目されるベトナムでの経済情勢、仕事や生活でのご経験など、4時間近くの懇談となった。当方からは、今後も引き続いてのご交誼をお願いし、母校が開設予定のホーチミンおよびハノイ連絡事務所、11月に参加予定の留学生フェアへの協力をお願いして解散となった。なお、この交歓会は、サイゴン千里会幹事の志方智彦氏(平3学商)のご配慮により準備をいただき、狩野浩ニ会長(昭61学工)、具志 勉氏(平3学工)、山本一喜氏(平10学法)、吉崎 淳人氏(平13学工)、そして、>本学外国語学部生で現在、国際インターンシップで在越の正高杜夫、以上5名の方にご参加いただいた。サイゴン千里会は2~3ヶ月に一度の会合をされており、また機を見て訪問し、交流を深めていきたい。
8月1日には、本学大学院に留学し、大場謙吉名誉教授のもとで研究に励まれ、博士号を取得された、PHAM HONG SON氏(平11D工)とお会いした。P.H.SON氏には、ご婦人ご同伴で我々をお迎えいただき、有名なベトナム料理レストラン「マンダリン」で素晴らしいベトナム料理の歓待を受けた。我々からは、母校の近況、特に海外戦略について説明し、P.H.SON氏からは、日本での留学経験に基づいた、海外戦略および留学生獲得のための貴重なアドバイスをいただいた。P.H.SON氏は、本学卒業後帰国され、ベトナムの大手企業「Masan」グループの「Masan Consumer」の副社長を務められご活躍されている。大場先生には恩師として深甚なる敬意と愛情をお持ちで、P.H.SON氏にとっては「関西大学=大場先生」であり、それを越えてこの度は「ぜひ、関西大学のために何か協力したい」と仰っていただいた。なお、本訪問を終えて間もなく、大場先生の退官記念式典にご出席のため、P.H.SON氏がご家族で来日され、本学国際部職員とともに再会し、多忙なスケジュールのなか、短い時間ではあったが、母校の海外戦略についてアドバイスをいただいた。
8月2日は、シンガポールへ移動。夕刻にシンガポール千里会12名の方々と日本料理「大隅」にて交歓会を行った。シンガポール千里会は20年ほど前から、現在パナソニック 株式会社代表取締役会長の大坪文雄氏を会長として結成され、長年にわたり活動されてきた。本会としては、会の存在を把握していたものの連絡する術がなく長い間懸念してきたことであった。本年4月のバンコク訪問で泰国千里会に尋ねたところ、植田裕照氏(昭57学法)よりシンガポール千里会の香田昌司氏(昭56学法)をご紹介いただき、早速に連絡を取り、香田氏から幹事の木村 勉氏(昭61学経)をご紹介いただいた。これまでの経緯をご説明し、是非訪問したい旨申し上げたところ、直接に歓迎のお電話をいただき、この度念願であった初めてとなる訪問に至った。加えて、長年会長としてシンガポール千里会を運営されてこられた現名誉会長の櫛部高志氏(昭41学工)は、寺内会長と同窓であり、久しぶりの再会と、櫛部氏が日本へ帰国されることになり、そのご慰労を兼ねての会合となった。
今回の会合では、初参加の方もおられ、個々の自己紹介が行われ、当方も同じくして自己紹介傍ら、寺内会長、渡邊組織部長より、挨拶をさせていただいた。寺内会長からは、来年も是非訪問させていただきたい旨、渡邊組織部長からは、国内および海外支部の充実発展に向けてのお願いを述べ、事務局からは、これまでの経緯と長い間の連絡不通を侘び、併せて今回のようやくの訪問に感慨無量である旨述べた。そして、今後尚一層のご交誼と母校への協力をお願いした。歓談中は、各テーブルそれぞれの方とお話しさせていただき、母校、校友会の近況や学生時代の話で盛り上がり、大変楽しく充実した時間を過ごした。続いての2次会にも全員が参加して、お土産に持参した大学歌集CDをBGMに学歌、逍遙歌などを全員で合唱するなど大いに盛り上がった。シンガポール千里会は全日本大学ゴルフ対抗戦(本年第16回目を迎え、因みに第1回大会は関大が優勝している)など他大学とのゴルフ大会への参加を中心に、不定期ではあるが、集まって懇親会を開催されている。来年度の再会を誓い名残惜しく散会となった。なお、シンガポール千里会からの参加者は以下のとおりである。櫛部高志名誉会長(昭41学工)、吉野雅博会長(昭50学経)、高橋信行副会長(昭50学法)、柿原康秀氏(昭54学経)、香田昌司氏(昭56学法)、田中隆文氏(昭63学工)、宗像宏治氏(平2学法)、安達聡重氏(平2学経)、田中勝志氏(平2学工)、宮本真平氏(平11学経)、久田堅太郎氏(平12学商)、大谷美登里氏(平20学経)。
前述のとおり、校友会では海外支部および海外在住校友との強固なネットワーク構築を推進している。殊にアジア地域では、ほかにフィリピン、マレーシア、インドネシア、他地域でも北米、南米、欧州各都市など、海外在住の校友または支部・組織の方々には、ぜひ校友会本部までご連絡をお願いしたい。