サイゴン千里会
関西大学の留学生フェア出展を機に交歓会を開催
11月24日~26日の日程で、2度目となるベトナム・ホーチミン市へサイゴン千里会を訪問した。今回は、校友との交歓は勿論のこと、本学の留学生フェア出展に際して、今後も現地の校友にアドバイスや情報提供などのご協力をお願いし、併せて校友会本部とのネットワークを緊密にしていくための訪問であった。
11月24日、ホーチミン市内の「ドラゴンホットポット」にて、サイゴン千里会から狩野浩ニ会長(昭61学工)、志方智彦氏(平3学商)、近澤幸大氏(平9学商)、上田英樹氏(平11学商)、吉崎 淳人氏(平13学工)、と近澤氏の現地通訳の方、計6名の方々にお迎えいただき交歓会を開催いただいた。これまで何かとメール交換で協議させていただき、訪問に際していろいろとご配慮いただいてきた志方氏と初めてお会いでき、まずはその喜びと感謝を申し上げた。校友会からは、母校および校友会、海外支部設立の状況をお話しさせていただき、歓談中は、ベトナムの歴史や文化風習、ビジネス、経済情勢など拝聴、やはり盛り上がるのは、学生時代の思い出に華が咲き、さらに、狩野会長、志方氏と本部とのネットワークの構築についても協議させていただいた。続く2次会でも大学の歌を合唱するなど母校を懐かしく思いながら盛り上がり、大変楽しく、そして充実した時間を過ごすこととなった。
翌日25日には、本学の留学生フェア出展に際し、狩野会長、近澤氏と現地通訳の方、3名の方々と会場のホテルエクアトリアルへ同行、関大ブース前での呼び込みやパンフレットの配布、また、通訳の方には、学生に通訳は勿論のこと、簡単な概要説明まで手伝っていただくなど、多大なるご協力いただいた。
サイゴン千里会は2~3カ月に一度の会合、ほかに関関同立の懇親会にも参加するなど元気に活動されている。また、これは他の海外地域でも同様だが、現地日本人向け情報誌を利用して、現地校友に参加募集を呼び掛けている。今後も本部としては海外支部への協力支援体制を策定し、ネットワークの充実をはかりたい。
これまで、まだまだ数カ国とはいえ、海外でご活躍されている校友に現地の文化や風習はもとより、仕事やビジネスのお話を拝聴してきた。これらを聞くたびに、まさにこれこそが、国際化、国際的感覚における実学であると実感し、特に、学生達には大変良い学びのひとつになるのではないかと強く感じている。国内外には、40万人の校友が各界各層、各地で活躍されている。殊に文化風習も違う海外での校友の活躍は母校の財産ともなる。今や世界は昔に比べて近くなったとはいえ物理的には遠い。そんな遠く離れた地で「関西大学」という絆で年代、世代を越えて校友が集まる。なんと素晴らしいことではないだろうか。そして、それを紡いでいく学生達がいる。機関紙前号で外国語学部3年生の正高杜夫君の寄稿を掲載したが、『学生が良い大人として成長をしていくということは、自分のいたらなさ、欠点を知りそこを改善していこうとする努力から始まるのではないでしょうか・・・関西大学校友会の方々、教授方が、「サイゴン千里会」のように、学生により多くの気づきをもたらすコミュニケーションの場を提供していただけることを心より願ってやみません。』と言葉を述べている。校友会は、学生支援の立場からも、国内外問わず精力的に校友の総力を結集し、大同団結をはかり、未来に向けた大学、学生と校友との連携の緊密化をはかりたい。
校友会は、今後も国内外支部および校友との連携をはかり、強固なネットワーク構築を推進していく。殊に海外アジア地域では、ほかにフィリピン、マレーシア、インドネシア、他地域でも北米、南米、欧州各都市など、海外在住の校友または支部・組織の方々には、ぜひ校友会本部までご連絡をお願いしたい。