サンパウロ千里会
母校の先生と学生事情語らう 支部会旗掲げて初の会合開く
発足後2年が経過し、活動頻度が高まるサンパウロ千里会(鈴木雅夫会長)。
今回は、商学部準教授の長谷川先生ご夫妻の来伯に合わせて、3月6日にお馴染みの「梵」で懇親会を開催した。鈴木会長の出席は叶いませんでしたが、大上進(47学法)、桟潔(58学経)、川部弘明(平4学法)、田那邊(旧姓山田)奈央(平20学経)の4人が集い、長谷川先生夫妻を囲み、初めて支部旗(サンパウロ千里会旗)を掲げての開催となった。
各々の校友から自己紹介の後、長谷川先生のブラジルとの長きにわたる関わりや、ゼミ生のブラジル海外研修における「聞き書き」の取り組みについてお話を伺った。「聞き書き」とは、聞き手が話し手の人生を丸ごと聞き、話し手自身の言葉で聞き手が文章化するというものとのこと。専門的知識や特殊技能が不要で、話し手を敬い謙虚に向き合う姿勢さえあれば、誰でも取り組むことができる一方で、現代のスマホに飼いならされた現代人には、とても根気が求められるようだが、そうした経験を通じて学生が得るものは、何物にも代えられない貴重なものとなるようだ。
参加者から、当地にもブラジルでの激動の人生を歩まれた校友がおられることを紹介したところ、先生は早速、次回の来伯での「聞き書き」に興味津々の様子だった。
日々、教鞭を取られている長谷川先生から、授業風景や現在の学生事情・気質などを伺い、一同、自らの学生時代に思いを馳せ、懐かしさを隠しきれず、20年、30年、40年の時間を超えて話が弾んだ。名残惜しくも記念撮影後、長谷川先生の再度のご来伯を約束しあい散会と相成った。
(川部弘明)
(鈴木雅夫 masaosuzuki842@hotmail.com)