パリ関大会
食事会に芝井学長も参加 話題は留学生のサポートに
シャンゼリゼの並木も色づく秋、11月3日にパリ関大会の食事会が開かれ、ベルギー出張前にパリに立ち寄られた芝井学長もご参加くださった。学長は海外の校友会への参加は初めてで、国際部副部長で日本・EU研究センターの柏木貴久子先生、学長課の植田光雄課長も同行。校友会からは事務局の奧田恵造さん、監事で法人理事も兼ねる三木允子さん、そして常議員の山本が参加した。会場はパリ関大OB会の松本三夫さん(昭54 学商、野球部)経営の焼肉店「松ちゃん」(55 rue du Théâtre 75015)で、パリ初のお弁当屋「十時や」(46,rue Sainte-Anne 75002)ほか飲食店を数店経営されている村口照夫さん(昭48学法)、フランスの銀行系列企業勤務の堂崎真紀さん(平9学社会、漕艇部)は可愛らしいお嬢さんと一緒に来られた。パリ関大OB会のメンバーは10名ほどいるが、学長のスケジュールに合わせてご無理をお願いしたため、全員の参加は叶わなかった。
まずはビールで喉を潤し、松本さんも入ってオリジナルラベルのボルドーワイン「松ちゃん」で乾杯。校友会、大学、海外校友会の三者が同席する記念すべき集まりに、参加者はそれぞれ高揚感に満ちて、美味しいお肉をいただきながら話が弾んだ。パリ関大会の皆さんがなぜパリに住むようになったか、その経緯や仕事の内容などについて学長が様々な質問をされ、異国に住んで仕事をするご苦労や楽しみ、同胞の絆など、日本にいては経験できないような人生の機微も垣間見ることができた。村口さんは邦人企業パリ支店に出向後、独立してパリに27年、パリ初のお弁当屋さんを出店しラーメン店も今年始めた。松本さんはパリに焼肉店を出して15年、フランス人にも大人気のお店となった。堂崎さんは日本の銀行勤務後、米国からパリに移り、現地雇用で就職され、ロシア人の旦那様とご結婚。たいへん優秀で先見の明のある方ばかりだ。他にも翻訳家、邦人企業パリ支店勤務などメンバーは多種多様。以前にも、OECDに出向された方、旅行代理店勤務の方もいたが帰国された。
国際部の情報では留学生もパリに何名か来ている。学生たちのサポートにお力添えいただければと、学長と校友会共通の願いをパリ関大会の皆さんにお伝えした。今後は留学生も合流できれば、学生たちにとっても心強い助けとなるに違いない。また、大学と校友会が協力し合って、校友/留学生が共に集える海外のネットワークを構築していけば、関西大学の国際化推進に向けてさらなる一歩となる。まずは今回のこの貴重な出会いを無駄にしないよう、少しずつ前に進めて行ければと願う。
(校友会常議員 山本淑子)