淡路支部
洲本のまち歩きで歴史を学ぶ 5回目は庚午事変をたずねて
淡路支部(細田聰支部長)の5回目となる今回のまち歩きは、10月14日に「庚午事変をたずねて」と題して洲本で行われました。明治3年に起こった「庚午事変」、当時の志士たちのゆかりの地を、ガイドさんの説明を受けながら約3キロのコースを歩きました。
庚午事変は、同じ洲本の城下に仲良く暮らしていた徳島藩主蜂須賀家とその筆頭家老の稲田氏の家臣たちの間に勃発した事件で、現代の通信手段があれば決して起こりえなかった悲劇です。
事件の勃発した徳島藩の藩庁や、これに関わった志士たちの屋敷のあった場所、専称寺の庚午志士の碑や江国寺の招魂碑も訪ね、最後は稲田家の学問所であった益習館の庭園を見学しました。曲田山を借景として、巨岩が配された特異な風景は見るたびに違う表情を見せ、新たな感動を起こさせます。
今回の参加者は、校友とその友人で6人という少人数でしたが、ガイドをお願いした「益習の集い」様からは4人も来ていただき、研究熱心なガイドさんたちの歴史的見解の違いを戦わせる場面もあり、それぞれの見解を詳しく聞かせていただけ、さらなる興味がわいてきました。
また新しい企画を考えますので、淡浪会会員の皆さまの奮ってのご参加をお待ちしております。
(幹事長 佐渡達史)
(佐渡達史=090-2113-3470)