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校友会産学サークル 企業ネットワークの取り組み
日本のものづくり経営に今必要なのは、まず自らの強みを見極め、それを活かし、さらに弱みを補うものづくりの現場の企業ネットワークの形成であると言われています。企業ネットワークを形成するために、取り組むべき課題は、環境づくりとカルチャーづくり、交流の展開、コンセンサスづくりです。
アイディアの創生や変革、新しい産業の創造に資するコミュニティーとして、関西大学校友会版TED※「関西大学校友会産学サークル」の実現を目指し、校友企業の情報を発信し続けます。
また、これが学生会員の就職活動に資することも期待しています。
※ TEDは「技術」「エンターテインメント」「デザイン」の頭文字を表し、"価値あるアイデアを世に広めること"を目的とするアメリカ発祥のプレゼンテーションイベント。「いま世界を変えようとしている人たち」が次々と登場し、エネルギーと驚きに満ちた渾身のプレゼンを披露する。TEDトークと呼ばれるプレゼンテーションの動画を無料配信し、世界的に注目を集めている。
TEDの広がりをきっかけに日本でもアイデアを人に伝えることの重要性が改めて見直されている。TEDを参考に、プレゼンテーションのあり方を根本から見直す企業が登場。また、TEDから得たアイデアで、人生が大きく変わった人々もいる。
産学協働の出会いの接点づくり
企業の経営・技術を取り巻く環境が、前提として認識されている基本的な事柄が大きく変わろうとしています。産学連携においても今までとは違う大学との関わり合い、すなわち柔でない、真に有効な連携を追求する産学協働が不可欠になっています。こうした動きから、校友会に企業人の叡智を結集すると共に、大学を理解し、想いを共有するための仕組みが必要であると考えます。
関西大学校友会産学サークルは、校友会における産学連携活動の支援事業として、校友の経営する企業が産学協働を主眼にした連携活動を進めるための拠点としてのプラットフォームの形成を目指しています。ものづくりの継承と発展を目指し企業や社会のニーズを反映して、先ずは企業人の交流からつながりを進め、双方向の情報の流通による共通認識と信頼の醸成をはかる企業のネットワーキング活動を展開し、プラットフォームの形成を実現します。
企業や社会のニーズの分野毎のプラットフォームで構成した産学サークルは、校友の経営する企業が知識と想像力を駆使することでネットワークの総力を発揮し、具現化する複合企業集団として大学との新たな産学連携の活動を支援します。
平成23年度から連載を開始している「連携プロデューサーの企業訪問―ものづくりの現場のいま―」は、伝えること、知ることと、理解することを、つながることの一歩と考え、校友が経営する企業を順次紹介しています。ものづくりの技術と知恵に関わる情報の集積と、産学サークルの取り組みに賛同する企業との連携を図るネットワーキング活動を推進します。
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