校友会について
昭和50(1975)年の母校創立90周年には、11月1日、大阪中之島のフェスティバルホールで、校友会が主催して盛大な記念式典と記念校友総会ならびに“記念の夕”を開催した。また、母校学園の拡充整備の90周年募金には全面的に協賛して成果をあげている。続いて昭和56(1981)年には、創立95周年を記念して、母校キャンパスで校友総会を開催し、校友相互の交流を深めた。
創立100周年記念事業募金に関しては、校友会では、校友の総意を結集するため、いち早く組織基盤の確立に取り組むとともに、昭和58(1983)年以降は募金本部を設置して、大学と緊密な連携をはかり、一貫した協力体制のもとで募金活動を促進した。これに呼応して、各組織では独自の趣意書を作成して会員に送付するなど、積極的に募金活動を展開、各地で活躍する校友のあふれるばかりの母校愛によって実績を収めることができた。
昭和61(1986)年には、母校創立100周年の佳節を迎える。引き続いての記念事業募金の促進につとめる一方、4月6日の第1日曜日には100周年目の母校の姿を校友に見てもらおうと「スプリングフェスティバル~桜の母校によっといデー~」を開催した。約1万人の校友と家族が全国各地から参集し、発展を続ける母校の施設を見学、賛助出演の茶道部、邦楽部、落語大学による野点や演奏、演技を楽しんだ。第1グラウンドにおけるセレモニーでは、母校に帰った校友を温かく迎える久井理事長、大西学長の歓迎の挨拶の後、久しぶりに聞く応援団による学園歌の演舞、演奏に酔い、最後は全員肩を組んで逍遙歌を熱唱、秋の記念式典に向けて大きく弾む催しとなった。
5月には100周年協賛・第2回支部対抗親睦ゴルフ大会を開催している。7月には全校友に対し100周年記念式典、記念校友総会への参加を呼びかけるとともに、募金の推進等の諸事業を経て式典に備えた。
全校友待望の創立100周年記念式典は、記念校友総会と併せて11月2日に大阪城ホールで開催。13,000人の式典参加者のうち、韓国同窓会本部、台湾留学生OB会など海外在住校友をはじめ全国各地から参集した校友、家族は9,000人余にのぼり、世紀の祭典に相応しい厳粛で荘重な式典に臨んだ。引き続く記念校友総会では100周年の祝賀を主体にした行事、アトラクションを組み、樫本信雄校友会長挨拶の後、感謝状の贈呈では特別表彰として校友会の発展に尽力した198人を顕彰した。また宝塚歌劇団雪組が「お祝いの歌」をもって総会に特別出演している。アトラクションは、鉄砲光三郎校友の関大100年の歴史を歌い込んだ鉄砲節、麻実れいさんの歌謡ステージなどで舞台は大いに盛り上がった。
100周年を機に始められた、スプリングフェスティバル(上)と支部対抗親睦ゴルフ大会